
カップまであと少しの距離が、何度やっても入らない。そんな経験はありませんか。ゴルフのスコアを左右するパッティングですが、自分に合わないパターを使い続けると、いつまでもスコアが伸び悩んでしまうかもしれません。特に、安価で使いやすく、ミスに強いパターを探しているあなたにとって、数多くの選択肢の中から最適な一本を見つけ出すのは大変な作業でしょう。この記事では、そんなあなたの悩みを解決するため、初心者でも分かりやすいパターの選び方の基本から、ブランドにこだわらず「ミスしにくさ」を重視したおすすめモデルまで、ランキング形式で詳しくご紹介します。この記事を読めば、あなたにぴったりのパターが見つかり、グリーン上での自信を取り戻せるはずです。
パターとは?初心者向けに基本を徹底解説


パターとは、グリーン上でボールを転がしてカップに入れるために特化したゴルフクラブのことです。ゴルフの全プレーの中でパッティングが占める割合は約4割とも言われ、スコアメイクの鍵を握る非常に重要なクラブと言えるでしょう。ドライバーやアイアンがボールを飛ばすためのクラブであるのに対し、パターは繊細なタッチで距離感と方向性をコントロールし、ボールを正確に転がすことを目的としています。
そのため、他のクラブと比べてフェース面の傾き(ロフト角)がほとんどなく、ヘッドの形状も多種多様です。まっすぐ引いてまっすぐ打つ、円を描くように打つなど、人によって打ちやすいストロークは様々。自分に合った一本を見つけることが、スコアアップへの一番の近道となるのです。



パターの選び方を徹底解説!重要なポイントまとめ


自分にぴったりのパターを見つけるためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。特に「ネック形状」「ヘッド形状」「フェース素材」「長さ」の4つは、パターの性能や振り心地を大きく左右する要素です。これらの特徴を理解することで、なぜあるパターはまっすぐ引きやすく、別のパターは感覚的に操作しやすいのかが分かってきます。
ブランド名や価格だけで選ぶのではなく、自分のストロークの癖や、どんなミスを減らしたいのかを考えながら、これらのポイントを一つずつチェックしていきましょう。ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきますので、あなたに合ったパター選びの参考にしてください。
パターのネック形状で選ぶ
パターのネック形状は、構えた時の見え方だけでなく、ストロークのしやすさに大きく影響します。代表的なネックには、クランクネック、ベントネック、センターシャフトなどがあります。
クランクネックは最も標準的で、シャフトがフェース面より少し後ろに下がっているため、ボールを右に押し出すミスを軽減しやすい特徴があります。ベントネックはシャフトが曲がっており、ヘッドの重心が低くなることで、ストロークを安定させやすいメリットがあります。 まっすぐ引いてまっすぐ打ちたい方におすすめです。センターシャフトは、シャフトがヘッドの中央付近に取り付けられており、芯でボールを捉えやすいのが利点ですが、少しの打点のズレがミスにつながりやすい側面もあります。 自分のストロークタイプに合わせて選ぶことが大切です。
パターのヘッド形状で選ぶ
ヘッドの形状は、パターの構えやすさとミスへの強さに直結する重要な要素です。主に「ピン型」「マレット型」「ネオマレット型」の3種類に分けられます。
ピン型は、最もオーソドックスで操作性に優れており、微妙なタッチを出しやすいのが特徴です。 マレット型は、かまぼこのような半円形で、ヘッドが大きいため慣性モーメントが高く、芯を外してもブレにくい安定性があります。 まっすぐストロークしたい初心者の方には特におすすめです。 ネオマレット型は、マレット型をさらに進化させた大型ヘッドで、より高い安定性と直進性を誇ります。 視覚的にも目標に合わせやすい工夫が凝らされているモデルが多く、とにかくミスを減らしたいゴルファーの強い味方となるでしょう。
パターのフェース素材から選ぶ
フェース素材は、ボールを打った時の「打感」とボールの「転がり」に大きく影響します。主に、やわらかい打感の「樹脂系インサート」と、しっかりとした打感の「金属系」に分けられます。
オデッセイの「ホワイト・ホット・インサート」に代表される樹脂系は、打感がソフトでインパクトが緩んでもボールが転がりやすいのが特徴です。インパクト音が静かなので、距離感を合わせやすいと感じる人も多いでしょう。一方、スコッティキャメロンなどに多い金属系のフェースは、ソリッドで硬めの打感が特徴です。打った時の手応えがダイレクトに伝わるため、自分の感覚で距離をコントロールしたい上級者に好まれる傾向があります。ミスヒットに寛容で、安定した転がりを求めるなら、まずは樹脂系のインサートが搭載されたモデルを試してみるのがおすすめです。
自分に合ったパターの長さを知る
パターの長さは、アドレスの構えやすさとストロークの安定性を決める非常に大切な要素です。一般的には33インチや34インチが多く販売されていますが、最適な長さは身長や腕の長さ、構え方によって人それぞれ異なります。
長さの目安としては、自然にパターを構えたときに、目の真下にボールが来るくらいが理想的とされています。パターが長すぎると、体が起き上がってしまい手打ちになりやすく、逆に短すぎると前傾が深くなりすぎて窮屈な構えになってしまいます。どちらも安定したストロークの妨げになる可能性があります。ショップなどで実際に構えてみて、最も違和感なく自然に構えられる長さのパターを選ぶようにしましょう。まずは33~34インチを目安に試してみるのがおすすめです。



人気のパターメーカーを詳しく紹介


パター選びで迷ったら、人気メーカーの特徴から絞り込むのも一つの方法です。メーカーごとに開発コンセプトや得意とするテクノロジーが異なり、それがパターの性能やデザインに色濃く反映されています。例えば、精密な削り出しと美しいデザインで所有感を満たす「スコッティキャメロン」、革新的なテクノロジーでミスへの強さを追求する「テーラーメイド」、そしてソフトな打感と豊富なラインナップで絶大な人気を誇る「オデッセイ」など、それぞれに魅力的な特徴があります。ここでは、特に人気の高いこれら3つのメーカーに焦点を当て、それぞれの特徴とおすすめのポイントを詳しく解説していきます。
スコッティキャメロンの特徴とおすすめポイント
スコッティキャメロンは、タイガー・ウッズをはじめとする世界のトッププロが愛用することで知られる、ゴルファー憧れのパターブランドです。一番の特徴は、金属の塊から精密に削り出して作られることによる、ソリッドで心地よい打感と美しいデザインにあります。フェース面に樹脂などのインサートを入れず、金属そのものの打感を重視しているモデルが多いのも特徴です。
所有する喜びを感じられる一方で、価格帯は比較的高め。しかし、その価格に見合うだけの性能と品質、そしてステータス性は大きな魅力と言えるでしょう。打感や操作性を重視し、一生モノの一本を求めるゴルファーにおすすめのブランドです。
| 特徴 | 精密な削り出し製法、ソリッドな打感、美しいデザイン |
| 代表シリーズ | SUPER SELECT、PHANTOM、STUDIO STYLE |
| 価格帯 | 高価格帯 |
| こんな人におすすめ | 打感や操作性を重視する人、所有感を満たしたい人 |
テーラーメイドの特徴とおすすめポイント
テーラーメイドは、革新的なテクノロジーでアマチュアゴルファーのミスを助けてくれるパターを多く生み出しているメーカーです。特に「スパイダー」シリーズは、独特のヘッド形状で高い慣性モーメントを実現し、ミスヒットに非常に強いことで世界的な大ヒットとなりました。また、三角形のトラス構造を持つ「トラスホーゼル」は、インパクト時のヘッドのねじれを防ぎ、安定したストロークをサポートします。
このように、科学的なアプローチで直進性や安定性を高める技術がテーラーメイドの強みです。とにかくパッティングのミスを減らしたい、オートマチックにまっすぐ打ちたいと考えているゴルファーにとって、非常に頼りになるブランドと言えるでしょう。
| 特徴 | 高い慣性モーメント、トラス構造など革新的なテクノロジー |
| 代表シリーズ | Spider(スパイダー)、TP Collection |
| 価格帯 | 中〜高価格帯 |
| こんな人におすすめ | ミスヒットに悩んでいる人、直進性の高いパターが欲しい人 |
オデッセイの特徴とおすすめポイント
オデッセイは、プロからアマチュアまで、世界中の幅広いゴルファーに愛用されているパター専門ブランドです。最大の特徴は、ソフトな打感と安定した転がりを生み出す「ホワイト・ホット・インサート」に代表される、独自のフェースインサート技術でしょう。また、ピン型から大型マレットまで、非常に多彩なヘッド形状のモデルをラインナップしており、どんなゴルファーでも自分に合った一本を見つけやすいのが魅力です。
近年では、AIを駆使して設計されたフェースにより、芯を外しても転がる距離や方向のブレが少ないモデルも登場しています。性能の高さと比較的リーズナブルな価格帯で、コストパフォーマンスを重視する初心者の方に特におすすめのブランドです。
| 特徴 | ソフトな打感のインサート、豊富なヘッド形状のラインナップ |
| 代表シリーズ | Ai-ONE、TRI-BEAM、WHITE HOT OG |
| 価格帯 | 低〜中価格帯 |
| こんな人におすすめ | ソフトな打感が好きな人、ミスに強いパターを求める初心者 |



2025年最新版!おすすめパター人気ランキングTOP15


いよいよ、2025年の最新モデルを含めた、おすすめパターの人気ランキングをご紹介します。このランキングは、特に「安価で使いやすい」「ブランドよりもミスしにくさを重視」というあなたのニーズに応えるため、性能とコストパフォーマンスに優れたモデルを中心に選びました。
近年のパターはテクノロジーの進化が著しく、特にAI設計のフェースや高慣性モーメントヘッドなど、アマチュアゴルファーのミスを劇的に減らしてくれる機能が満載です。それぞれのパターの特徴やスペックを詳しく解説し、比較しやすいように表も用意しました。このランキングを参考にして、あなたのスコアアップに貢献してくれる最高の一本を見つけてください。
1位:オデッセイ Ai-ONE Square 2 Square センターシャフト(STROKE LAB)
2025年のおすすめパターランキング第1位は、オデッセイの「Ai-ONE Square 2 Square センターシャフト」です。このモデルの最大の特徴は、フェースが開閉しにくい「トウアップ・バランス」設計にあります。常にフェースを目標にスクエアに保ちやすく、まっすぐ引いてまっすぐ打つという理想のストロークを自然にサポートしてくれます。 さらに、AIが設計したフェースインサートにより、打点が多少ズレてもボールスピードのロスを最小限に抑え、安定した距離感を実現します。特にショートパットの安定感は抜群で、「パットに悩むゴルファーの救世主」ともいえる一本。ミスへの強さを最優先に考えるなら、間違いなく試す価値のあるパターです。
| ヘッド形状 | ネオマレット型 |
| ネック形状 | センターシャフト |
| フェース | Ai-ONEインサート |
| 特徴 | フェースが開閉しにくいトウアップ・バランス、AIによる高い寛容性 |
2位:オデッセイ Ai-ONE パター(STROKE LAB)
第2位には、同じくオデッセイの「Ai-ONE パター」がランクイン。このシリーズの核心技術は、AIを駆使して設計された「Ai-ONEインサート」です。このインサートは、フェースの裏側に複雑な凹凸を設けることで、どこで打ってもボールスピードが落ちにくくなっています。 つまり、少し芯を外してしまったようなミスヒットでも、イメージ通りの距離を転がってくれるのです。 また、ヘッド形状のバリエーションが非常に豊富なのも魅力の一つ。シャープなブレード型から、安定感抜群のマレット型まで、自分の好みやストロークに合ったモデルを選べます。ソフトな打感と最先端の寛容性を両立した、多くのゴルファーにおすすめできるシリーズです。
| ヘッド形状 | ブレード、マレットなど多数 |
| ネック形状 | クランクネック、ダブルベンドなど |
| フェース | Ai-ONEインサート |
| 特徴 | AI設計による寛容性の高いフェース、豊富なヘッドバリエーション |
3位:オデッセイ Ai-ONE TRI BEAM(STROKE LAB 90)
第3位は、安定性を極限まで高めたオデッセイ「Ai-ONE TRI-BEAM」です。このパターの最も特徴的な部分は、ヘッドとシャフトを繋ぐ三角形の「トライビームホーゼル」です。この革新的な構造がヘッドのねじれやブレを強力に抑制し、インパクト時の安定性を飛躍的に高めています。 その結果、打点がズレた際のミスに非常に強く、フェースの向きが変わりにくいという大きなメリットが生まれます。 もちろん、フェースにはAI設計の「Ai-ONEインサート」を搭載しており、転がりの安定性も抜群。まっすぐなストロークをしたいけれど、どうしても手元がぶれてしまう、という悩みを抱えるゴルファーにとって、まさに救世主となる一本でしょう。
| ヘッド形状 | ブレード、マレットなど多数 |
| ネック形状 | トライビームホーゼル |
| フェース | Ai-ONEインサート |
| 特徴 | 三角形のホーゼルによる高い安定性、打点のブレへの強さ |
4位:テーラーメイド スパイダー ツアートラス パター
第4位は、テーラーメイドの2大テクノロジーを融合させた「スパイダー ツアートラス パター」です。ミスヒットへの強さで定評のある「スパイダー」のヘッド形状と、インパクト時の安定性を高める三角形の「トラスホーゼル」を組み合わせることで、驚異的な安定感を実現しました。高い慣性モーメントを持つスパイダーヘッドが直進性を生み、トラスホーゼルが打点のズレによるフェースのブレを抑制。 この相乗効果により、とにかく真っ直ぐ、安定してボールを転がすことができます。オートマチックにパッティングをしたい方や、ショートパットでの引っかけや押し出しに悩むゴルファーに最適なモデルです。その独特な形状は、構えたときの安心感にも繋がります。
| ヘッド形状 | ネオマレット型 |
| ネック形状 | トラスホーゼル |
| フェース | Pure Rollインサート |
| 特徴 | スパイダーとトラスの融合による究極の安定性、高い直進性 |
5位:オデッセイ Ai-ONE MILLED(STROKE LAB 90)
第5位は、オデッセイの「Ai-ONE MILLED」です。このモデルは、AI設計による寛容性と、金属を削り出して作られる「ミルド製法」ならではのソリッドな打感を両立させているのが最大の特徴です。 フェースの裏側にはAIが設計した複雑なパターンが施され、ミスヒットに強いという機能性を持ちながらも、表側は美しい削り出しのフェースとなっています。 これにより、樹脂インサートのソフトな打感が苦手な方でも、AIの恩恵を受けられるようになりました。ツアープロが好むようなしっかりとした手応えと、最先端のやさしさを同時に味わえる贅沢な一本。打感にもこだわりたいけれど、ミスへの強さも譲れないというゴルファーにぴったりのパターです。
| ヘッド形状 | ブレード、マレットなど |
| ネック形状 | クランクネックなど |
| フェース | Ai-ONEミルドフェース |
| 特徴 | AI設計の寛容性と削り出しのソリッドな打感を両立 |
6位:スコッティキャメロン ファントム パター
第6位は、多くのプロも愛用するスコッティキャメロンの「ファントム」シリーズです。特徴は、航空機にも使われるアルミニウムと、精密に削り出されたステンレススチールを組み合わせた複合素材構造にあります。これにより、マレットパターならではの高い慣性モーメント(ミスへの強さ)と、キャメロンならではのソリッドで心地よい打感を両立させています。ヘッド形状やネックのバリエーションが豊富で、自分のストロークに合ったモデルを選べるのも魅力の一つです。価格は高めですが、その性能と所有感は格別。ブランドにもこだわりつつ、ミスに強いマレットパターを探している方におすすめの一本です。
| ヘッド形状 | マレット型、ネオマレット型 |
| ネック形状 | シングルベンド、ジェットネックなど多数 |
| フェース | 303ステンレススチール削り出し |
| 特徴 | 複合素材構造による高慣性モーメントと打感の両立 |
7位:テーラーメイド スパイダー ツアーエックストラス パター
第7位には、高い安定性で人気の「スパイダー」シリーズに、さらなる寛容性をプラスした「スパイダー ツアーX トラス」がランクイン。 このモデルは、コンパクトなヘッド形状でありながら、ヘッド内部の重量配分を最適化することで、大型マレットに匹敵するほどの高い慣性モーメントを実現しています。 これにより、芯を外したときのヘッドのブレを大幅に抑制。さらに、ネック部分には「トラスホーゼル」を採用しており、インパクト時のフェースのねじれを防ぎ、ボールの直進性を高めます。 アドレス時に目標を合わせやすい「トゥルーパスアライメント」も健在で、狙ったラインに真っ直ぐ打ち出すことを強力にサポートしてくれるパターです。
| ヘッド形状 | ネオマレット型 |
| ネック形状 | トラスホーゼル |
| フェース | PURE ROLLインサート |
| 特徴 | コンパクトながら高い慣性モーメント、トラス構造による安定性 |
8位:スコッティキャメロン スタジオスタイル パター
第8位は、2025年に待望の復活を遂げたスコッティキャメロンの「スタジオスタイル」シリーズです。 このシリーズは、初代モデルから受け継がれるクラシックで美しいデザインと、現代のテクノロジーを融合させているのが特徴です。新開発の「スタジオカーボンスチール(SCS)インサート」と「チェーンリンクフェースミーリング」により、非常にソフトな打感と心地よい打音を実現しました。 過去のモデルへの敬意を払いつつも、性能はゼロから再設計されており、安定した転がりと高いパフォーマンスを発揮します。 ブレード型からミッドマレットまで多彩なラインナップがあり、伝統的な形状と最新の打感を求めるゴルファーに最適なモデルが見つかるでしょう。
| ヘッド形状 | ブレード、ミッドマレットなど |
| ネック形状 | プランバーネック、ジェットネックなど |
| フェース | スタジオカーボンスチール(SCS)インサート |
| 特徴 | ソフトな打感と心地よい打音、伝統と革新の融合 |
9位:テーラーメイド TPトラス パター
第9位は、クラシカルなヘッド形状に安定性をもたらす「トラスホーゼル」を搭載した、テーラーメイド「TPトラス」シリーズです。 ブレードや小型マレットといった操作性の高いヘッド形状は魅力的ですが、打点のミスに弱いという側面がありました。このパターは、三角形のトラス構造によってインパクト時のヘッドのねじれを抑えることで、その弱点を克服しています。 そのため、ピン型のような構えやすさや操作性を好みつつも、ミスヒットへの強さを求めるゴルファーに最適です。 まるで羽子板で打つように、フェース面を意識してストレートにストロークしやすい感覚が得られるでしょう。
| ヘッド形状 | ブレード、小型マレットなど7種類 |
| ネック形状 | トラスホーゼル |
| フェース | ピュアロールインサート |
| 特徴 | 伝統的なヘッド形状とトラス構造による高い安定性の両立 |
10位:オデッセイ TRI BEAM(STROKE LAB 70C RED)
第10位は、鮮やかな赤いカラーリングが目を引く「オデッセイ TRI-BEAM RED」です。 この限定モデルは、高い安定性で人気の「TRI-BEAM」シリーズの性能はそのままに、闘志をかき立てるようなデザインが特徴。 三角形の「ラケットホーゼル」がオフセンターヒット時のヘッドのブレを強力に抑制し、意図したラインからボールが外れるミスを軽減します。 フェースには、プロにも長年愛用されるソフトな打感の「ホワイト・ホット インサート」を搭載。カーボンとスチールを組み合わせた「STROKE LABシャフト」が、ストロークのテンポと安定感をさらに向上させます。ミスに強く、かつデザインにもこだわりたいゴルファーにおすすめです。
| ヘッド形状 | マレット型 |
| ネック形状 | センターシャフト(CSモデル)など |
| フェース | ホワイト・ホット インサート |
| 特徴 | ラケットホーゼルによる高い安定性、限定のレッドカラー |
11位:ピン PLD ミルド パター
第11位は、ピンの最高級ラインである「PLD ミルド」シリーズです。「PLD」とは「Putting Lab Design」の略で、PGAツアープロからのフィードバックを元に設計・開発されています。 最大の特徴は、インサートを使用せず、高品質なステンレススチールの塊から100%削り出して作られていること。 これにより、打感がダイレクトに手に伝わり、繊細なタッチと距離感のコントロールを可能にします。 価格は高価ですが、その分、所有感を満たしてくれる美しい仕上がりと、プロが求める本物の性能を体感できます。 操作性を重視し、自分の感性を最大限に活かしたい上級者や、本物志向のゴルファーに選ばれています。
| ヘッド形状 | アンサー、アンサー2など多数 |
| ネック形状 | クランクネックなど |
| フェース | 303ステンレススチール削り出し |
| 特徴 | 100%削り出しによるソリッドな打感、ツアーレベルの性能 |
12位:オデッセイ MICROHINGE パター
第12位は、根強い人気を誇る「マイクロヒンジ・インサート」を搭載した復刻モデル、オデッセイ「MICROHINGE パター」です。 このインサートは、ウレタンの表面に配置された無数の爪状の突起(ヒンジ)が、インパクト直後からボールに順回転を与え、安定した理想的な転がりを生み出すのが最大の特徴です。 打感は非常にソフトでありながら、ボールがしっかりと転がるため、距離感を合わせやすいと感じるゴルファーが多くいます。 ブレードからマレットまで、オデッセイの歴史の中でも人気の高いクラシカルなヘッド形状がラインナップされており、価格も比較的手頃です。 過去の名器の性能を、現代の技術で手軽に試してみたい方におすすめです。
| ヘッド形状 | ブレード、マレットなど6種類 |
| ネック形状 | クランクネック、ダブルベンドなど |
| フェース | マイクロヒンジ・インサート |
| 特徴 | 順回転を生み出すインサート、ソフトな打感と安定した転がり |
13位:オデッセイ DFX パター
第13位は、コストパフォーマンスに優れたオデッセイ「DFX パター」です。 このモデルの最大の特徴は、オデッセイ史上最もソフトとされる「DFXインサート」にあります。 非常に柔らかい打感は、インパクトの強弱をつけやすく、デリケートなタッチが求められる場面で威力を発揮します。 また、価格が手頃でありながら、オデッセイが培ってきた信頼性の高い技術がしっかりと投入されている点も大きな魅力です。 ヘッド形状のバリエーションも複数用意されているため、ブレード型からマレット型へ気軽に試してみたいといった方にも最適です。 とにかく安価で、ブランドの安心感と性能を両立したパターを探している初心者の方に、まず手に取っていただきたいモデルです。
| ヘッド形状 | ブレード、マレットなど複数 |
| ネック形状 | クランクネック、ダブルベンドなど |
| フェース | DFXインサート |
| 特徴 | 非常にソフトな打感、高いコストパフォーマンス |
14位:PING SCOTTSDALE パター
第14位は、ピンの歴史的な名器の名を冠した「SCOTTSDALE(スコッツデール)」シリーズです。 2025年モデルでは、新開発の「PEBAX(ペバックス)インサート」を搭載。 このインサートは、驚くほどソフトな打感でありながら、しっかりとした反発力も持ち合わせており、「やわらかいのに転がる」という理想的なフィーリングを実現しています。 また、軽量なインサートを採用したことで生まれた余剰重量をヘッド周辺に再配置し、ミスヒットへの強さ(高慣性モーメント)も向上させています。ピンの伝統的なヘッド形状と最新インサート技術が融合し、手頃な価格帯で手に入る、コストパフォーマンスに優れたシリーズです。
| ヘッド形状 | アンサー、DS72など全10モデル |
| ネック形状 | クランクネック、ベントネックなど |
| フェース | PEBAXインサート |
| 特徴 | ソフトな打感と転がりの良さを両立、高い寛容性 |
15位:キャスコ 9/9 DELTA-FACE Turtle パター
第15位にランクインしたのは、ユニークな発想でゴルファーをサポートするキャスコの「9/9 DELTA-FACE Turtle パター」です。モデル名の通り、亀の甲羅をモチーフにした特徴的なヘッド形状は、見た目のインパクトだけでなく、高い慣性モーメントを生み出し、ストロークの安定に貢献します。さらに、フェース面には三角形の溝が刻まれた「デルタフェース」を採用。これにより、インパクト時にボールに理想的な順回転を与え、芝目や傾斜に負けない力強い転がりを実現します。また、ネック部分が太く設計されており、ヘッドのブレを抑制。構えやすく、オートマチックに打ちたいゴルファーの強い味方になってくれる、個性と実用性を兼ね備えた一本です。
| ヘッド形状 | ネオマレット型 |
| ネック形状 | – |
| フェース | デルタフェース |
| 特徴 | 亀の甲羅のような高慣性モーメントヘッド、順回転を生むフェース |



パター選びに関するよくある質問


ここまで様々なパターをご紹介してきましたが、まだ疑問が残っている方もいるかもしれません。ここでは、パター選びで特によくある質問とその答えをまとめました。「初心者にはどんな形がいいの?」「身長に合った長さって?」「自分の打ち方に合うのはどれ?」といった基本的な疑問に、分かりやすくお答えします。このQ&Aを参考にすれば、あなたのパター選びの悩みもきっと解消されるはずです。最後の仕上げとして、ぜひチェックしてみてください。
初心者におすすめのパター形状は?
初心者の方には、断然「マレット型」や「ネオマレット型」がおすすめです。 これらの形状はヘッドが大きく、重量が後方に配分されているため、振り子のようにまっすぐストロークしやすいのが特徴です。 また、ヘッドの慣性モーメントが大きいため、芯を少し外してしまってもヘッドがブレにくく、ボールの転がる距離や方向のミスが少なくなります。 さらに、ヘッドに引かれた線(アライメントライン)が目標に対してまっすぐ構えるのを助けてくれるので、方向性の安定にも繋がります。まずはミスに強いマレット型から試してみるのが良いでしょう。
身長別に最適なパターの長さは?
パターの最適な長さは身長によって変わりますが、あくまで目安です。大切なのは、自然に構えたときに目の真下にボールがくることです。前傾姿勢の深さによっても変わるため、実際にショップで構えてみて、しっくりくる長さを選ぶのが一番です。一般的には以下のような目安があります。
| 身長 | パターの長さ(目安) |
| 〜165cm | 33インチ |
| 165cm〜175cm | 34インチ |
| 175cm〜 | 35インチ |
この表は参考とし、必ず試打をして違和感なく構えられるものを選びましょう。
ストロークタイプごとに合うパターの選び方は?
パターのストロークは、大きく分けて「ストレートタイプ」と「アークタイプ」の2種類があります。自分のタイプに合ったパターを選ぶと、より安定したパッティングが期待できます。
・ストレートタイプ(まっすぐ引いて、まっすぐ打つ)
このタイプの方には、フェースの開閉が少ない「フェースバランス」のパターがおすすめです。具体的には、マレット型、ネオマレット型、センターシャフトのパターなどが合っています。 ヘッドがストレートに動きやすいように設計されているため、オートマチックに打ちやすくなります。
・アークタイプ(円軌道を描くように打つ)
このタイプの方には、フェースの開閉がしやすい「トウヒールバランス(トウハング)」のパターがおすすめです。代表的なのはピン型のパターで、自然なフェースローテーションを促してくれます。 自分の感覚で操作したい方に向いています。



自分にピッタリのパターを選んでスコアアップを目指そう


今回は、初心者でも分かりやすいパターの選び方から、ミスに強いおすすめのパターをランキング形式で詳しく解説しました。パター選びで最も重要なのは、ブランドや価格だけでなく、自分のストロークや構え方に合った一本を見つけることです。ネック形状やヘッド形状、フェース素材、そして長さといったポイントを理解することで、なぜそのパターが自分にとって打ちやすいのか、あるいは打ちにくいのかが明確になります。
この記事で紹介したランキングや選び方のポイントを参考に、ぜひあなたにとっての「エースパター」を探してみてください。自分にぴったりのパターは、グリーン上での自信となり、必ずやスコアアップに繋がる強力な武器となってくれるでしょう。





