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アプローチでゴルフが上達する基本的な打ち方とコツ

「あと少しでグリーンオンなのに、トップやダフリで大叩きしてしまう…」「100切りを目指しているのに、アプローチのミスでスコアがまとまらない」こんな悩みを抱えていませんか?

ゴルフにおいて、スコアメイクの鍵を握るのがグリーン周りからのアプローチです。プロゴルファーでさえ、パーオン率は70%程度と言われており、アマチュアゴルファーにとっては、アプローチの出来がその日のスコアを大きく左右すると言っても過言ではありません。

この記事を読めば、あなたを悩ませるアプローチの基本的な打ち方から、状況に応じた応用テクニックまで全てがわかります。明日からのラウンドで、自信を持ってピンに寄せられる自分を想像してみてください。もうグリーン周りで不安になることはありません。さあ、一緒にアプローチをマスターして、ベストスコア更新への第一歩を踏み出しましょう。

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目次

ゴルフのアプローチショットとは?基本を徹底解説

ゴルフのアプローチショットとは?基本を徹底解説

ゴルフにおけるアプローチショットとは、グリーン周りの短い距離から、ピン(旗竿)にボールを寄せるために打つショット全般を指します。具体的には、グリーンエッジからおおよそ100ヤード以内の距離から打つショットをイメージすると分かりやすいでしょう。

ドライバーショットやアイアンショットのように遠くへ飛ばすことが目的ではなく、いかに正確な距離感でピンに近づけられるかが最も重要になります。アマチュアゴルファーの多くは、パーオン(規定打数でグリーンに乗せること)が難しいのが現実です。だからこそ、グリーンを外した後のアプローチで1打でも少なく寄せることが、スコアをまとめるための生命線となるのです。このアプローチを安定させることができれば、大叩きを防ぎ、ゴルフの内容も格段に向上します。

使用するクラブの選び方と特徴

アプローチで使うクラブに決まりはありませんが、主にピッチングウェッジ(PW)、アプローチウェッジ(AW)、サンドウェッジ(SW)が使われます。これらのクラブはロフト角(フェースの傾斜角度)が大きく、ボールを高く上げやすいのが特徴です。

どのクラブを選ぶかは、ボールからピンまでの距離や、間にハザード(バンカーや池など)があるかといった状況によって変わります。

まずはそれぞれのクラブの特徴を理解し、自分にとっての基準となるクラブを見つけることが上達への近道です。初心者の方は、比較的ロフト角が立っていて転がしやすいピッチングウェッジ(PW)から練習を始めると、距離感を掴みやすいのでおすすめです。

アプローチはスコアメイクの要です!まずは自分に合ったウェッジを見つけることから始めましょう。
クラブの種類ロフト角の目安特徴
ピッチングウェッジ(PW)44〜48度ボールが低めに出て、ラン(転がる距離)が多くなる。転がして寄せたい時に有効。
アプローチウェッジ(AW)50〜54度PWとSWの中間の性能。ボールを上げて、適度に転がせるため、使い勝手が良い。
サンドウェッジ(SW)56〜58度ボールが高く上がり、ランが少ない。バンカー越えやグリーンが硬い時に有効。

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アプローチショットの種類と使い分け方

アプローチショットの種類と使い分け方

アプローチショットには、状況に応じて使い分けるいくつかの種類が存在します。ボールを上げて止めるのか、それとも転がして寄せるのか、その判断がスコアを大きく左右するのです。

代表的なものには「ピッチエンドラン」「ランニングアプローチ」「ロブショット」などがあり、それぞれに打ち方や適した状況が異なります。最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは基本となるアプローチの種類を覚えることから始めましょう。

それぞれの特徴を理解し、状況に合わせて最適なショットを選択できるようになれば、アプローチの引き出しが増え、ゴルフがもっと楽しくなるはずです。ここでは、代表的なアプローチの種類とその打ち方、使い分けについて詳しく解説していきます。

ピッチエンドランの打ち方と特徴

ピッチエンドランは、ボールをある程度キャリー(空中を飛ぶ距離)で運び、グリーンに着地させてからラン(転がる距離)でピンに寄せるアプローチの基本となるショットです。

キャリーとランの比率がおおよそ1対1になるのが目安で、多くのアマチュアゴルファーにとって最も使用頻度が高く、実用的なアプローチと言えるでしょう。このショットをマスターすれば、様々な状況に対応できるため、アプローチの大きな武器になります。

打ち方の基本は、スタンスを狭めにして、ボールを体の真ん中に置くことです。そして、手首を使いすぎず、体の回転を使って振り子のようにスイングすることを意識しましょう。アプローチウェッジ(AW)やピッチングウェッジ(PW)を使うのが一般的で、振り幅を調整することで距離感をコントロールします。

ランニングアプローチの正しい打ち方

ランニングアプローチは、キャリーを極力少なくし、主にランで距離を稼ぐアプローチショットです。パターの延長線上のようなイメージで、グリーンエッジからピンまで距離がある場合や、障害物が何もない花道から寄せる際に非常に有効な手段となります。

ボールを高く上げる必要がないため、トップやダフリといった大きなミスが出にくいのが最大のメリットです。初心者の方でも比較的簡単に打つことができるので、ぜひ覚えておきましょう。打ち方のコツは、パターと同じようにグリップし、ボールを右足のつま先寄りに置きます。

そして、ハンドファースト(手元がボールより目標方向に出る形)に構え、手首を固定したまま肩の回転でストロークします。使用するクラブは、8番アイアンや9番アイアン、ピッチングウェッジなど、ロフト角が立ったクラブを選ぶのが一般的です。

ロブショットの打ち方とポイント

ロブショットは、ボールをフワリと高く上げて、グリーンに落ちてからほとんどランが出ないようにする、いわばアプローチの必殺技です。バンカー越えでピンが近い場合や、硬くて速い砲台グリーンなど、ボールをすぐに止めたい特殊な状況で威力を発揮します。

しかし、フェースを大きく開いて打つため、難易度が非常に高く、少しのミスが大きな失敗につながるリスクも伴います。アマチュアゴルファーが多用するショットではありませんが、いざという時のために打ち方を知っておくと、攻めの選択肢が広がります。

ポイントは、サンドウェッジ(SW)を使い、フェースを目標方向より右に向けて大きく開くこと。そして、スタンスもオープン(左足を後ろに引く)にして、ボールを左足寄りに置きます。コックを積極的に使い、ボールの下をヘッドが滑るように振り抜くのがコツです。

初心者がまず習得すべきピッチ&ランとは?

ゴルフ初心者がアプローチを上達させるために、まず最初にマスターすべきなのが「ピッチ&ラン」です。なぜなら、ピッチ&ランはアプローチショットの全ての基本が詰まっているからです。ボールを上げて、転がして寄せるという一連の流れは、様々な状況に応用が効きます。

ランニングアプローチのように転がす要素と、ロブショットのように上げる要素の両方をバランス良く含んでいるため、このショットを基準にすることで距離感や力加減を養いやすくなります。また、極端な動きを必要としないため、スイングが安定しやすく、大きなミスになりにくいというメリットもあります。

まずはアプローチウェッジ(AW)やピッチングウェッジ(PW)を使い、腰から腰までの振り幅でピッチ&ランを繰り返し練習しましょう。これにより、自分なりの距離感の基準が生まれ、アプローチ全体に自信が持てるようになります。

チップショットの基本とコツ

チップショットは、一般的にランニングアプローチとほぼ同じ意味で使われることが多い言葉です。グリーンまでごくわずかな距離、例えばカラーからの寄せなど、本当に短い距離を転がして寄せる際に使われます。パターで打つには芝の抵抗が強すぎるけれど、ボールを上げる必要は全くない、そんな状況で選択するショットです。このチップショットを確実に決められるようになると、無駄な1打を簡単に減らすことができます。

基本的な打ち方はランニングアプローチと同様で、パターのように打つのが最大のコツです。以下のポイントを意識してみてください。

  • グリップを短く持つ
  • スタンスを狭くしてオープンに構える
  • ボールは右足の前に置く
  • 体重は左足に多めにかける
  • 手首の角度を固定して打つ

これらのポイントを守ることで、ヘッドが鋭角に入りすぎず、ボールをクリーンに捉えることができます。まさに、パターのストロークを少し大きくしたような感覚で打つのが成功の秘訣です。

最初は全部できなくて大丈夫ですよ。まずはミスが少ないランニングアプローチから試すのがおすすめです!

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アプローチショットの基本的な打ち方

アプローチショットの基本的な打ち方

これまでアプローチの種類について解説してきましたが、ここからは全てのアプローチに共通する、最も重要な「基本的な打ち方」について掘り下げていきます。どんなに状況判断が優れていても、正しいフォームが身についていなければショットは安定しません。

逆に言えば、この基本さえマスターしてしまえば、どんな状況でも自信を持ってアプローチできるようになります。これから説明する「スタンス」「振り幅」「振り方」の3つのポイントは、アプローチ上達のための土台となる部分です。何度も確認し、練習で体に染み込ませていきましょう。

スタンスの正しい取り方

アプローチショットの成否は、アドレス、つまり構えの段階で7割が決まるとも言われています。特にスタンスの取り方は、ショットの安定性に直結する非常に重要な要素です。ドライバーのように遠くへ飛ばす必要がないため、スタンス幅は肩幅よりも狭くするのが基本です。これにより、体の余計な動きを抑え、コンパクトなスイングがしやすくなります。

さらに、目標方向に対して少しだけ左を向く「オープンスタンス」で構えるのが一般的です。これは、ダウンスイングからフォローにかけて、クラブの振り抜きを良くするための工夫です。そして最も大切なのが体重配分。体重の6割から7割を左足に乗せたままスイングします。こうすることで、スイングの最下点がボールの先に来やすくなり、ダフリやトップのミスを効果的に防ぐことができるのです。

振り幅の調整方法

アプローチで最もゴルファーを悩ませるのが「距離感」です。この距離感を安定させるために欠かせないのが、振り幅のコントロールです。力加減で距離を調整しようとすると、その日の体調や緊張によってバラバラになり、ミスを誘発します。安定した距離感を身につけるには、常に一定のリズムと速さでスイングし、「振り幅の大きさ」だけで距離を打ち分ける練習が必要です。

よく用いられるのが、時計の文字盤をイメージした練習方法です。例えば、バックスイングを8時の位置まで上げ、4時の位置まで振り抜く「8時-4時」、バックスイングを9時の位置まで上げる「9時-3時」といったように、自分の中にいくつかの基準となる振り幅を作ります。そして、それぞれの振り幅で、各ウェッジ(PW, AW, SW)が何ヤード飛ぶのかを把握しておくのです。この自分だけの基準を持つことが、アプローチ名人への第一歩となります。

正しい振り方とコツ

正しいスタンスと振り幅の基準ができたら、最後のピースは「正しい振り方」です。アプローチで最もやってはいけないのが、手先だけでクラブをひょいと上げる「手打ち」です。手打ちは再現性が低く、あらゆるミスの原因となります。

アプローチの基本は、両脇を軽く締め、胸や肩の回転を使って、腕とクラブを一体化させて振る「ボディーターン」です。振り子をイメージすると分かりやすいでしょう。支点となる首の付け根を動かさず、体という大きな筋肉を使ってクラブを左右に動かすのです。

この時、手首の角度をできるだけ変えないように意識することも大切です。インパクトで終わりではなく、目標方向に低く長くフォローを出すことで、ヘッドが安定し方向性も良くなります。常に「ゆっくり、大きく」のリズムを心がけ、安定した振り方を身につけましょう。

ロフト角を調整するポイント

アプローチの引き出しをさらに増やすためには、クラブが本来持つロフト角を意図的に調整する技術も役立ちます。これにより、同じクラブ、同じ振り幅でも、ボールの高さやスピン量、転がる距離を自在にコントロールできるようになります。調整するポイントは主に2つ。「フェースの開き具合」と「ハンドファーストの度合い」です。

ボールを高く上げて止めたい場合は、フェースの面を少し右に向けて開いて構えます。こうすることで実質的なロフト角が大きくなり、ボールは高く上がりやすくなります。

逆に、ボールを低く出してランを使いたい場合は、ハンドファーストの度合いを強くします。手元を目標方向に強く出すことで、フェースが立ち、ロフト角が小さくなるため、ボールは低く強く飛び出します。これらの調整は上級テクニックですが、基本の打ち方が固まったら、ぜひ挑戦してみてください。

スタンス、振り幅、振り方の基本が一番大事です。特に手打ちにならないよう、体の回転で打つことを意識してくださいね!

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アプローチショットが上達するおすすめ練習法

アプローチショットが上達するおすすめ練習法

グリーン周りからのアプローチ、「あと少しなのにトップして大オーバー」「ボールの手前を叩いてチョロ…」そんな経験はありませんか。

スコアをまとめる上で非常に重要なアプローチですが、多くのゴルファーが悩みを抱えています。しかし、アプローチは正しい方法で練習を重ねれば、必ず上達するショットです。むしろ、練習時間の多くをアプローチに費やすプロゴルファーもいるほど、スコアメイクに直結する重要な要素なのです。

この項目では、自宅でできる練習から、スイングの再現性を高めるドリルまで、あなたのアプローチを劇的に変える具体的な練習法を紹介します。次のラウンドで「寄せワン」を連発するために、今日からできることを始めましょう。

自宅でもできるパターマット練習

アプローチ上達の第一歩は、自宅で手軽に始められるパターマットでの練習です。「パターマットでアプローチ?」と疑問に思うかもしれませんが、実はこれが非常に効果的なのです。

特に2〜3ヤードといったごく短い距離を正確に打つ練習は、クラブの芯でボールをとらえる感覚、つまり「ボールコンタクト」の精度を高めるのに最適です。練習場の喧騒から離れ、静かな環境で集中してボールと向き合うことで、フェースにボールが乗る繊細な感覚を養うことができます。

具体的な練習方法としては、まずパターマットの上にボールを置き、カップや任意の目標に向かってランニングアプローチを繰り返します。このとき大切なのは、大きなスイングではなく、パッティングの延長のような小さな振り幅で、手首を使いすぎず、体の回転で打つことを意識することです。

スポンジボールなどを使えば、音や壁へのダメージを気にすることなく、より実践的な練習が可能になります。この地道な反復練習が、コースでの微妙な距離感と方向性を生み出す土台となるのです。

アプローチネットを活用した効果的な練習法

パターマットでの練習に慣れてきたら、次はアプローチネットを導入してみましょう。アプローチネットを使えば、ボールを浮かせるアプローチの練習が自宅でも可能になります。ネットには様々なサイズや種類がありますが、最初は的が小さいものを選ぶと、より正確なインパクトと方向性が求められるため、集中力を高める練習になります。

練習のポイントは、ただネットに向かって打つだけでなく、明確な目標を設定することです。例えば、「ネットの的の中心を狙う」「ボールの打ち出し高さを意識する」など、毎回テーマを持って取り組むことが重要です。ネットにボールが入ると自動で戻ってくる機能が付いた製品もあり、少ない球数でテンポ良く練習を続けられます。

部屋の中にクッションなどを置いて目標を作り、そこへ正確に運ぶ練習も効果的です。このようにゲーム感覚を取り入れることで、楽しみながら自然とアプローチの総合的なスキルを向上させることができるでしょう。

同じスイング軌道を身につける練習法

アプローチでミスが多い方の多くは、毎回スイング軌道がバラバラになっている傾向があります。トップしたりダフったりするのは、クラブヘッドの入射角が安定しないことが大きな原因です。毎回同じスイング軌道で振ることができれば、インパクトは安定し、ミスは劇的に減少します。そのために有効なのが、スイング軌道を安定させるためのドリルです。

おすすめは、両腕とクラブで作る三角形を崩さずに、体の回転でスイングする意識を身につける練習です。アドレスで作ったグリップエンドとお腹の距離を変えないように、お腹を左右に回転させるイメージで振ってみましょう。この感覚を掴むために、左足一本で立って素振りをしたり、両手の間隔を少し離して握って打つドリルも効果的です。

こうした練習は、手先の余計な動きを抑え、体幹を使った安定したスイングの習得に繋がります。地味な練習に思えるかもしれませんが、この反復こそが、どんな状況でも安定したショットを生む「再現性の高いスイング」の基礎を築くのです。

ゆっくりな動きでも飛距離を出す練習

アプローチにおいて、「飛ばそう」という意識が力みを生み、スイングを台無しにしてしまうことがよくあります。ゆっくりとしたスイングでも、体の使い方次第でボールはきちんと飛んでくれます。重要なのは、腕の力に頼るのではなく、体の回転、つまりボディターンを使って打つことです

この感覚を養うには、まず、リラックスして立ち、クラブを水平に持って体を左右に回してみましょう。腕ではなく、体幹が回転することでクラブが動く感覚を掴みます。

次に、その感覚を保ったまま前傾姿勢を取り、実際にボールを打ちます。このとき、バックスイングとフォロースルーのスピードを一定に保つ「振り子」のようなイメージを持つことが大切です。

特にフォロースルーでスイングが緩んでしまうと、ダフリやトップの原因になります。ゆっくりとしたテンポでも、体を正しく使えばヘッドは自然と走り、ボールに効率よくエネルギーが伝わることを体感できるはずです。力みを捨て、スムーズな体の回転を身につけることが、安定した飛距離と方向性を手に入れるための鍵となります。

アプローチは練習場でなくても、自宅のちょっとしたスペースで十分に上達できますよ。まずはボールを芯でとらえる感覚を養うことから始めましょう。

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距離別アプローチの攻略法(10ヤード・30ヤード)

距離別アプローチの攻略法(10ヤード・30ヤード)

グリーン周りのスコアメイクでは、10ヤードや30ヤードといった短い距離をいかに正確に寄せられるかが勝負の分かれ目となります。

ドライバーでの10ヤードの差はそれほど気にならなくても、アプローチでの10ヤードの差は、グリーンに乗るか乗らないか、次のパットの難易度を大きく左右する致命的な違いになり得ます

しかし、多くのゴルファーがこの短い距離の打ち分けに苦労し、「振り幅がわからない」「つい力が入りすぎてしまう」といった悩みを抱えています。

このセクションでは、特にアマチュアゴルファーが苦手としがちな10ヤードと30ヤードのアプローチに焦点を当て、具体的な打ち方のコツと攻略法を分かりやすく解説します。振り幅の目安やスタンス、ボール位置などをマスターし、自信を持ってピンを狙えるようになりましょう。

比較項目10ヤード アプローチ30ヤード アプローチ
目的主に転がして寄せる(ランニングアプローチ)少し浮かせてから転がす(ピッチエンドラン)
スタンス幅狭く、靴1足分程度やや広げ、靴2個分程度
ボールの位置右足つま先の前 スタンスの中央、もしくはやや右寄り
体重配分左足に6〜7割乗せる左足に6割程度乗せる
グリップパターのように握り、短く持つ 通常より少し短く持つ
スイングのイメージパッティングの延長。振り子のイメージ腰から腰までの振り幅(時計の針で8時-4時)
注意点手首を使いすぎない。体の回転で打つ下半身を使いすぎない。体重移動は最小限に
10ヤードと30ヤード、たった20ヤードの違いですが、打ち方は全く別物と考えた方が分かりやすいですよ。まずは表の内容を参考に、素振りから試してみてくださいね。

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アプローチショットのよくある疑問と解決法

アプローチショットのよくある疑問と解決法

「やっとグリーン近くまで来たのに、ここからが行ったり来たり…」アプローチでのミスは、スコアだけでなくメンタルにも大きなダメージを与えます。 特に、アマチュアゴルファーを永遠に悩ませるのが「ダフリ」「トップ」、そして突然現れる恐怖の「シャンク」です。

これらのミスは、単なる技術不足だけでなく、メンタル的な要因や間違った思い込みから生じているケースも少なくありません。なぜこれらのミスが起きてしまうのか、その根本的な原因を正しく理解することが、克服への第一歩です

この章では、アプローチにおけるこれらの代表的な悩みを取り上げ、それぞれの原因を分かりやすく解説し、具体的な改善策や対処法を提案します。もうグリーン周りで怯えるのは終わりにしましょう。

ダフり・トップが起きる原因と改善策

アプローチにおけるダフリとトップは、コインの裏表のような関係にあり、根本的な原因は共通していることが多いです。それは「スイング軌道の最下点のズレ」です。

ボールを上げようとすくい打つ意識が強くなると、クラブヘッドの最下点がボールの手前にずれてダフリになります。逆に、体が突っ込んだり、伸び上がったりすると、最下点がボールの先に移動したり、ヘッドが浮き上がったりしてトップしてしまうのです。

これらのミスを防ぐには、まずアドレスでつくった前傾角度と、手元とお腹の距離をスイング中に変えないことが最も重要です。体の軸を中心に、体幹を使ってクラブを振る意識を持ちましょう。具体的な改善策としては、以下のようなドリルが有効です。

ダフリ・トップの改善策
  • 左足体重をキープ: アドレスで左足に6〜7割の体重を乗せ、スイング中その体重配分を維持します。 これによりスイング軸が安定します。
  • ハンドファーストに構える: グリップがボールよりも目標方向(左側)にくるように構えることで、クラブが鋭角に入りやすくなり、クリーンにボールを捉えられます。
  • 減速しない: インパクトでスイングを緩めず、フォロースルーまで一定のスピードで振り抜くことを意識しましょう。

これらのポイントを意識して練習することで、インパクトが安定し、ダフリやトップの恐怖から解放されるはずです。

シャンクが出る原因と対処法

通常のスイングでは出ないのに、なぜかアプローチになると突然顔を出すミス、それが「シャンク」です。ボールがクラブのネック部分に当たり、右斜め前に飛び出すこのミスは、一度出ると連発しやすく、ゴルファーをパニックに陥れます。シャンクの主な原因は、インパクト時に手元が体から離れて浮いてしまい、その結果クラブフェースが開いてネック部分がボールに近づいてしまうことにあります。

特にアプローチでは、ボールを近くに置いたり、オープンスタンスで構えたりすることが、手元が前に出やすい状況を作り出し、シャンクを誘発する一因となります。この恐ろしいミスから脱却するための対処法は以下の通りです。

シャンクの対処法
  • ボールから少し離れて立つ: いつもよりボール1個分ほど離れて構えることで、ネックに当たる物理的なリスクを減らします。
  • グリップを太ももに擦るイメージ: ダウンスイングでグリップエンドを左の太ももに擦り付けるようなイメージで振ることで、手の浮きを抑えることができます。
  • クロスハンドで打つ: パターのように右手を下にするクロスハンドグリップで握ると、右手の使いすぎが抑えられ、シャンク防止に効果があります。

シャンクが出始めたら、焦らずにこれらの応急処置を試してみてください。根本的な原因である「手の浮き」を抑えることで、ボールはフェースの芯に戻ってくるでしょう。

ダフリもトップもシャンクも、ミスには必ず原因があります。焦らずに、なぜそのミスが出たのかを考えて対処することが上達への近道ですよ。

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アプローチショットの基本をマスターしてスコアアップを目指そう

ゴルフのスコアは、ドライバーの飛距離だけで決まるわけではありません。むしろ、100切り、90切りを目指すアベレージゴルファーにとって、スコアメイクの鍵を握るのはグリーン周りのアプローチショットです。せっかくナイスショットでグリーン近くまでボールを運んでも、そこからのアプローチでトップやダフリを繰り返していては、永遠にスコアの壁を越えることはできません。

この記事で紹介したように、アプローチは特別な才能が必要なわけではなく、正しい基本と地道な練習の積み重ねで、誰でも確実に上達できる技術です。自宅でできるパターマットやアプローチネットを使った練習、そしてスイングの再現性を高めるためのドリルを日常生活に取り入れてみましょう。

最初は上手くいかなくても、焦る必要はありません。大切なのは、ミスの原因を正しく理解し、一つ一つの課題を根気強くクリアしていくことです。アプローチに自信がつけば、ゴルフはもっと楽しく、そして戦略的になります。基本をマスターし、自信を持ってグリーンを狙い、次のラウンドで自己ベストを更新しましょう。

アプローチショットはスコアメイクの要です。この記事で紹介した基本を繰り返し練習して、自信を持ってグリーンを狙えるようになりましょう!

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